東京・湯島の「文通喫茶」をご存じだろうか
まずは、以下のメニューを見てほしい↓
よくある、コンカフェのメニュー表だが…一番下に、違和感を感じないだろうか。
そう、この店は、キャストと「文通」することができるのである。
メイドカフェ・コンカフェ界隈で後を絶たない、キャストと客のつながり問題。つながったお客さんが店に来なくなる。バレて他のお客さんが嫉妬する。つながりを期待する客がストーカーになる…お店を運営する側にとっては、頭痛の種に違いない。
その防止のため、連絡先交換禁止、ツイッターのDM監視など、コミュニケーション手法を絞っていくのが当たり前な昨今。そんな中、この店は「文通」というアナログなコミュニケーションを、メニューとして提供しているのである。
スナックや小さなバーがひしめく湯島の雑居ビルの地下で、そんな突然変異コンカフェが生まれていたこと、アナタは知っていただろうか。
興味を持ったが、あと一歩が踏み出せない…そんなアナタのために、こういう人にオススメ、というのをまとめてみよう。
オススメしたい人その①
最近のコンカフェに疲れた人
いつからだろう。コンカフェで、「推し」を奪い合う客同士がシャンパンで殴り合うようになったのは。いつからだろう。「推し」にチヤホヤされるために、客が必要以上にキャストに媚び始めたのは。
日常に疲れ、癒してもらうためにコンカフェに来たはずなのに、気づけば、コンカフェでカネも神経もすり減らしている…
そんなアナタに、文通喫茶をオススメしたい。
文通喫茶のキャストは、過度にアナタを釣ってこない。シャンパンで殴り合おうにも、線香の香りがその気を削いでしまう。
それでも独り占めしたい。そんなときは、「文通」をオーダーすればいいのである。手紙の中は、あなたと彼女二人だけのセカイ。奪い合わなくても、みんなが「推し」を独り占めできるのである。お得な回数券もある。
オススメしたい人その②
最近のコンカフェに疲れたキャスト
コンカフェは、ストレスが溜まる職場だと思う。
あんだけカワイイ女の子が集まれば、面倒くさい人間関係のトラブルの一つや二つや三つや四つ、起きて当然だろう。しかも、売上のため、キャスドリやチェキ、イベントなど、様々な手法で女の子達を競い合わせようとする運営も少なくない。結果、飛んでしまったり、病んでしまうコンカフェキャストも少なくないだろう。
そんなアナタに、文通喫茶をオススメしたい。
小さいお店なので、基本ワンオペか、いても二人。キャスト同士が争いあう機会もない。客席も少なく、隅っこでは中の人が酒飲んでて、混んできたら席を空けるためにいなくなる。時間の流れが、とってもマッタリしている。そんなコンカフェがあってもいいんだ、と、気づくことができるだろう。
オススメしたい人その③
コンカフェ評論界隈
コンカフェ評論界隈で、ふゅーちゃーには、コイツだけにはマウントを取られたくない。
そんなアナタに、文通喫茶をオススメしたい。
私の知る限り、文通システムがあるのは、全国でもここだけではないだろうか。私は、次回アナタと会ったとき、文通システム体験済マウントを取る。絶対取る。
オススメしたい人その④
ここまで読んでくれた人
①~③に該当しないが、ここまでこの拙い文章に付き合ってくれたそこのアナタ。
そんなあなたに、文通喫茶をオススメしたい。
興味がないと、おそらくここまで読み進めることは無理だろう。そんだけ興味があるんだったら、まずは行ってみるべきである。
但し、週末しかやってないし、キャストの健康第一なので、急にお休みになることもあるそうだ。遠征組は、急なお休みになってもガッカリしないように、湯島・秋葉原の他の店もチェックしておこう。
最後に、「中の人」をインタビューする機会があったので、興味ある方はご覧あれ↓
このブログに出てきたお店
文通喫茶
秋葉原メイドカフェ・コンカフェのベテラン客が流れて行っている湯島。
いま、古き良きメイド喫茶の雰囲気を感じさせる落ち着いた店が増えている中、週末限定でひっそりとオープンしている「文通」を特徴とした喫茶店。
Comments