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執筆者の写真ふゅーちゃー

ガルバっぽくないコンカフェとそうじゃないコンカフェ

「メイド喫茶」→「メイドカフェ」から、「コンカフェ」というジャンルが生まれ、周辺の業種との境界線がとても曖昧になってきており、その境界線が議論される昨今。特に、「ガールズバー」との境界線が議題に挙がることがとても増えている気がします。


枠にハメても面白くないので、「ウチはコンカフェです!」と宣言したお店は、すべてコンカフェとして認めるスタンスのふゅーちゃーですが。それでも、「ここガルバっぽいなー」とか、感じたりする瞬間はあるわけで。


じゃあ、どういうときに感じるかというと、その一つが「チームプレイができてないなー」って感じるときじゃないかと。



チームプレイでまず思い出すのは、秋葉原にあったシャッツキステ。(コンカフェというよりはメイド喫茶ですけど)


まず、「メアリー」と呼ばれる見習いメイドさんを中心としたキッチン組と、フロアに出てくるメイドさんと、役割分担が明確だったあのお店。


さらに、フロアにいるメイドさんは、フロアの真ん中にある作業台に立ち、ふとした瞬間、メイドさん同士でちょっとした会話を始めるんです。

すると、その会話が火種となり、作業台の左右の大テーブルに座った「旅人」と呼ばれるお客様方を巻き込んだ討論大会へと広がっていく。

各々が自分の役割を全うすることで、お店全体が一体となって楽しめる空間を作り出す。

そういう、空間としての価値を提供できるのが、メイド喫茶をルーツに持つコンカフェのいいところだと思うのですよね。



お店の作りがチームプレイを誘発する例としてもう一つ思い浮かぶのが、新宿歌舞伎町にある星明りの談話室。


テーブル・ソファー席共にキャストの立ち位置を中心に弧を描くように配置しており、キャストさんを中心としたみんなでの会話が誘発されやすいお店の作りになっています。



チームプレイを感じさせるもう一つのパターンが、もともと馴染みのメンバーが多いお店でしょうか。


同じく新宿歌舞伎町にあるBar Nest+などは、某魔法学院のOGの中でもアルコールの強いメンバーが多く、アルコールを中心としてみんなで盛り上がることが多いイメージ。



一方で、ガルバっぽいなー、て感じるお店は、チームプレイというより、キャストが各々の推しを一対一で接客するスタイルのお店。


「キャスドリ置くならガルバを名乗れ!」ていう意見も聞きますが、キャスドリっていうより、お店自体より特定のキャストが価値の中心にあるお店ほど、ガルバっぽさを感じさせると思うのですよね。


さらにさらに、以下の要素があるお店ほど、キャスト同士もコチラ側が感じられるほどギスギスしだしてしまって、コンカフェ感が失われる気がします。

  1. お客様がつかないと、キャッチに出される

  2. ノルマや、何らかの順位付けがある

  3. 収入の中で、基本給より、キャスドリ等のバック率の比率が高め

  4. 1~3の要素に加え、みんな新人で、もともとの知り合いではない

競争を誘発したほうが、お店としてはキャストが頑張り結果儲かるという発想なのでしょうが、それってまさに水商売の考え方ですよね。だから、コンカフェってよりガルバっぽいなー、って思うんだと思います。



まあ、昨今のコンカフェ、アイドル要素強めですし。限られたお金で推しと最大限話したい!って思う方が多いと思うので、むしろそういうお店の方が正義なのかもしれませんが。


私は、みんなでワイワイ楽しめるお店の方が好きだし、そういうほうがコンカフェっぽいな、って思います。


 

このブログに出てきたお店


シャッツキステ


2020年、著名人も含め、たくさんの方々に惜しまれながらも閉店してしまった秋葉原のメイド喫茶。その影響は計り知れず、名古屋でもこのお店の影響を受けたと思われるお店が散見されるほど。


星明りの談話室


秋葉原の伝説のメイド喫茶「うさぎの森L←→R」出身で、とても有名なRELUM/Apare系列に携わっていた伝説のメイド、つばきさんが歌舞伎町で手掛ける最新店。

歌舞伎町には珍しい、どこか秋葉原っぽさを感じさせる店内と、しかし歌舞伎町らしいホッとする手料理の数々が組み合わさった、どこか懐かしいお店。


Bar Nest+(plus)


泥酔コンセプトのコンカフェ。

こんなにアルコールにストイックなお店を他に知らない。常連が憧れる「泥酔大賞」にエントリーできる客は、本当にお店側が「こいつ泥酔したな」と判断した客のみ。

ふゅーちゃーが唯一記憶を失ったコンカフェ。

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