推し増し理論
Oshi-mashi Theory
「推し」を増やそうとする心理
基本、「推し」とするコンカフェキャストは一人だけというのが作法の様だが、推し増しといって、どんどん推しのキャストちゃんを増やしていく客がいる。
推しのモチベーションの一つは、自分が気に入ったキャストちゃんをチヤホヤするのが楽しいからであろう。カワイイ上に、個性的なキャストちゃんが何人も集まるコンカフェという環境。そういう客にとっては、別々のキャストちゃんを、別々のカタチで推したくなるものなのである。
しかし、前述したが、人間は特別扱いされたい生き物である。その観点に立つと、推されたキャストちゃんとしては、なんで私だけじゃないの、と思うかもしれない。しかし、逆の立場にたってよく考えてみよう。キミも、別にその客一人だけを特別扱いできないわけである。向こうは自分だけで、自分は向こうだけではない、というのは、平等ではない。
むしろ、コンカフェにおける「推し」文化が時として問題を起こすのは、この不平等が原因となることが多い。お互いを一人に絞る行為というのは、巷では恋愛くらいしか存在しない。よって、「俺もお前一人しか見てないんだから、お前も俺だけを見ろよ。」と、「推し」感情からいわゆる「ガチ恋」に走ってしまうのである。
そう考えると、推し増しする奴は、バランスが取れているという点で安全である。しかも、バランス感覚があるから、そういう奴ほどイイ奴だし、口だけではなく「推し」とするキャストちゃん達全員を大切にしてくれる。
「推し」は一人だけだとイライラせず、冷静に相手の立場にも立ち、まあ、私も大事にしてくれてるからいいか、と、許してやれる器のデカさも、コンカフェキャストには必要である。
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