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執筆者の写真ふゅーちゃー

OSHI理論「新・概論」

私はコンカフェにおける「推し」文化が大っ嫌いである。


僕の尊敬する社会心理学者、エインリッヒ・フロムが、著書「愛するということ」で、一番成長した人間の愛のカタチは「無償の愛」すなわち見返りを求めない愛だと説いている。そこの一歩手前にあるのが、お互いがお互いに何かを求める愛、つまりギブ&テイクの関係だ。個人的には、無償の愛は素晴らしいと思いつつ、ほとんどの人間はこのギブ&テイクのレベルをウロウロしているのが実情だと思っている。


客から見ると、「推し」のキャストちゃんは基本一人だけ。でも、キャストちゃんから見ると、たくさんの客の「推し」になっても構わない。このギブ&テイクが成立していない部分が、「推し」文化の弊害を生み出す元凶であろう。客が全員、「無償の愛」レベルに成長した人間ならばよいが、そうでない連中が、ギブした分の見返りをもとめ、繋がろうとしたり独り占めしようとしたり、いわゆる「ガチ恋」の行動につながるのであると思う。結果、キャストちゃんや客が傷つくのを見てきたし、私はそれがとてもイヤである。


一方で、アイドルから発生した「推し」文化も、昨今のコンカフェ界隈に深く根付いたのは事実である。そして、そのおかげで楽しく働けているキャストちゃんや楽しめている客がいるのもこれまた事実であり、それを否定し続けるのは、もはやただの老害であろう。だったらせめて、誰も傷つかない「推し」のカタチはなんだろうか。それを追求するために、これからもOSHI理論を研究し、発信していきたいと思う。


たかが一人のコンカフェオタクが導き出した理論。間違っていたり、足りない部分も多いかと思う。もし、各理論に対しての意見や、自分なりの新理論があれば、是非、ツイッターやオプチャを通して提案してほしい。


キャストちゃんも客も含め、コンカフェに訪れる人がみんな幸せになることに、OSHI理論が少しでも役に立つことを祈っている。

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